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トラックタイヤのサイズ変更とその危険性について

タイヤドアップ

「トラックタイヤのサイズ変更は燃費削減になるとあったが、本当なのか」「規定のサイズよりも大きいトラックタイヤを購入してしまい、もったいないからそのまま使用したいが、それはできるのか」と疑問に思ったことはありませんか。

今回は、新車購入時についていたトラックタイヤから、タイヤサイズを変更することは可能なのか、さらにその危険性などについてご説明いたします。

トラックタイヤのサイズの確認方法とは

車両を買ったときについているトラックタイヤのサイズが、基本的にその車両に最適なサイズです。タイヤの側面(サイドウォール)に刻印されている数字で確認できます。

タイヤの側面には、メーカーやブランドの名前など、色々な刻印があります。タイヤサイズを見るときは、「295/80R22.5 153/150J」のような表記をチェックしましょう。

上記の場合、最初の「295」は、車体を正面から見たときのタイヤの幅を表していて、このタイヤの幅は295ミリということです。

次の「80」はタイヤの偏平率。タイヤ幅295ミリに対して、サイド部分の長さが80%という意味です。

「R」はラジアル構造を指します。「22.5」はタイヤの内径、「153/150」はタイヤの荷重指数(ロードインデックス)です。

「153」の方は単輪の場合のロードインデックス、「150」は複輪のロードインデックスを表します。最後のアルファベット「J」は速度記号です。

ロードインデックスとは、タイヤの「負荷能力」のことで、指定の空気圧にしたときに、タイヤ1本が支えられる重量です。その、ロードインデックスの範囲の負荷が掛かった状態で走行するときに出せる最高速度を記号で表したものが「速度記号」です。「J」の場合は100㎞/hとなります。

大型トラックのタイヤサイズは?

車種によっても異なりますが、大型トラックの一般的なタイヤサイズは、タイヤ幅が「275~295mm」リム径は「22.5インチ」くらいです。

【タイヤ例一部】
・いすゞ ギガ(カーゴ6×2)前後275/80R22.5
・日野 プロフィア(FR系 標準ルーフ)前後275/80R22.5
・三菱ふそう スーパーグレード(4×2セミトラクタ新基準仕様)前295/80R22.5 後275/80R22.5
・UDトラックス クオン(6×2CV系)前後275/80R22.5

中型トラックのタイヤサイズは?

中型トラックのタイヤのサイズはタイヤ幅225mm~リム径17.5インチが一般的です。

【タイヤ例一部】
・いすゞ フォワード(カーゴ 標準幅 フルキャブ)前後225/80R17.5
・日野 レンジャー(4t標準)前後225/80R17.5
・三菱ふそう ファイター(ショートキャブFK7 標準幅キャブ車)前後225/80R17.5
・UDトラックス コンドル(MK8t)前後225/80R17.5

小型トラックのタイヤサイズは?

一般的な小型トラックのタイヤサイズは主に「175~215mm」、リム径が15〜17.5インチです。

【タイヤ例一部】
・いすゞ エルフ(2標準平ボデー)前後195/75R15
・日野 デュトロ(標準)前後195/75R15
・三菱ふそう キャンター(標準キャブ標準ボデー)前後195/75R15
・日産 アトラス(シングルキャブ)前175/80R15 後195/75R15
・トヨタ ダイナ(シングルキャブ・シングルジャストロー)前後175/75R15

ここでご紹介したトラックタイヤのサイズは、ほんの一部です。車種によって細かく異なるので購入前は必ず注意してください。

トラックタイヤのサイズ変更は可能?

トラックタイヤを純正タイヤよりも大きくするのは可能ですが、推奨はできません。規定の条件を満たしていればトラックタイヤの外径は変更できますが、外径が変わってしまうとさまざまな問題が起き、車検に通らないことも起こりえます。

タイヤの外径を大きくすると、高速で走行しているときの回転数は低くなり、加減速が少なければ燃費がよくなります。さらに、タイヤの外径の大きさは負荷能力に比例するので、より大きな負荷を支えるために、タイヤの外径を大きくしたいというケースもあります。

その反面、加減速の多い街中の走行では、かえって燃費に悪影響を与えることも。さらに車両の重心位置も高くなるため、操縦の安定性が悪くなってしまいます。

純正のサイズに希望のホイールがない場合は、まれにインチアップを行う場合もあります。

インチアップってなに?

インチアップは、タイヤの外径を変えずに、ホイールをリム径の大きなものに交換する方法です。タイヤを偏平化し、大きな荷重を負担しつつも、外径が大きくなるのを抑える効果があります。

外径を変えずにホイール径を大きくすると、その分タイヤの厚みが薄くなります。これは偏平率が低くなるということです。トラックの車体を横から見たときにタイヤのゴム部分が薄くなり、タイヤの幅は広がります。

主に、ハンドリングやコーナリングの性能のアップや、タイヤの負荷能力を大きくさせる目的で、インチアップを行います。

しかし、ホイールと地面の距離が近くなるため、路面の状態が伝わりやすくなり、振動が大きくなったり、音がうるさくなったりするデメリットも。また、タイヤが太くなるので転がり抵抗が増えてしまいますし、タイヤの重量も重くなるため、燃費が悪くなりがちです。

トラックタイヤの変更は車検に通らず、事故につながる恐れも!

トラックタイヤの外径の変更や、インチアップを行う際は、純正タイヤの外径の大きさに気をつけなければなりません。大きさにズレがあると、車検に通らない可能性もあります。

・スピードメーターの表示に誤差が出てしまう
・ハンドルを切るときに、タイヤやホイールがはみ出し、フェンダーに干渉する
・純正タイヤのロードインデックスを下回っている

これらの理由から、タイヤの変更やインチアップをしたために車検に通らない、というケースが起きます。

また、トラックのタイヤサイズを無理に変えることで、大きな事故につながる恐れもあります。

インチアップによって、タイヤが薄くなると縁石などでホイールを擦る、タイヤを痛めるなどの原因に。さらに、轍(わだち)にハンドルを取られやすくなることもあります。また、ロードインデックスが足りないと、パンクやバーストによる事故の原因になり、大変危険です。

トラックタイヤのサイズを変更するときは【トラックタイヤのヘラクレス】にご相談を!

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無理なタイヤサイズの変更やインチアップをすることで、車検に通らなくなってしまったり、パンクやバーストを起こしたり、という可能性があります。タイヤは、車種によって細かくサイズが違うため、なるべく、買ったときについているタイヤのサイズを参考に選ぶのがいいでしょう。

基本的にはトラックタイヤのサイズ変更は、おすすめできません。どうしてもサイズ変更をするときは、必ず専門知識を持つショップ等に相談・確認するが確実。そこでおすすめなのが、【トラックタイヤ&ホイールのヘラクレス】です。熟練のスタッフが、タイヤ選びのご相談に応じます。

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