アルコアのホイール「デュラブライト」は、特殊な技術でアルミ合金素材自体にコート層を作るという表面処理をしているため、「磨き不要」なのが大きな特徴です。毎日の水洗いだけで装着したばかりの輝きを維持できるのですが、それでも磨くことでさらに輝きが増し、長持ちにもつながります。
今回は、アルコアのホイールの磨き方を詳しくご紹介します。アルミホイールならではの美しさに磨きをかけましょう。
ちょっと待って!磨く前に注意したいポイント
トラックのアルミホイールは、経年劣化によって光沢が徐々に失われていきますが、磨き作業をすればその光沢を復活させることができます。
アルミホイールは合金なので、配合されている素材はそれぞれ違い、ホイールごとに適切な磨き方があります。素材と相性が悪い薬剤を使用してしまうと、効果がないばかりか、変色を引き起こすことも。使用する薬剤の主成分等を確認し、使用方法を守って使うことが大切です。
磨きに使用してはいけない薬剤の成分
下記の2種類のものは使用厳禁です。
1.硫酸、塩酸系溶剤
2.指定危険物、可燃性成分を含む各材
安全のために用意しておきたい作業用具リスト
磨き作業を開始する前に、下記のものを準備しましょう。
作業用手袋
作業用メガネ
防じんマスク
長袖の作業着
ホイールやその周辺にある突起物で手を痛めたり、薬剤で手荒れしたりするのを防止するため、作業用手袋は必ず用意しましょう。
ポリッシャーを使用する場合、ホイールに付いたゴミが飛び散るので、作業用メガネの着用をオススメします。
ホイールにほこりやブレーキダストがたくさん付着している場合は、吸い込み防止のため、防じんマスクを使うのがよいでしょう。
また、ホイールに付着したゴミやカスが飛散するので、長袖の作業着を着用しましょう。
車両走行直後や外気の温度が高い場合は、やけどの心配がありますので、ホイールの表面温度が下がった状態で作業を行うよう注意しましょう。
「磨き」作業の必須道具リスト
磨き作業にはさらに下記の道具が必要になります。
汚れのないキレイなウエス数枚(柔らかな木綿布がオススメ)
耐水ペーパー(#1000程度)または、シリコンカーバイド製の磨きスポンジ1枚(中目/細目)
市販の中性洗剤、またはBusch社ヘビーデューティーアルミナムウォッシュ 適量
ポリッシャーを使う場合の必須道具リスト
ポリッシャー
ポリッシャー用綿バフ
市販のポリッシュ、またはBusch社スーパーシャインアルミナムポリッシュ 適量
融雪剤や海岸周辺を走ったあとに使う道具
高圧/スチーム洗浄機
ホイールは、走行後に毎回ケアをすることで長持ちします。特に、融雪剤を散布した道路や海岸周辺を走行した後は、サビや腐食を防止するために、必ず高圧/スチーム洗浄機で洗浄を行うようにしてください。
ホイールの洗い方手順・基本編
それでは基本的な洗い方を順番に見ていきましょう。
1.車両にホイールを装着したまま、高圧/スチーム洗浄機で泥汚れやブレーキダストをキレイに洗い落とします。
2.頑固な汚れには、ブラシを使用してもいいのですが、硬いブラシは傷の原因になるので要注意。クリーナーや洗剤を使用するときは、すすぎ残しのないように、キレイに洗い流しましょう。市販の洗剤を使用する場合は、中性洗剤を選んでください。
中性洗剤で落ちない頑固な汚れにはクリーナーを吹き付け、そのまま2~3分程待ってから高圧洗浄機などで洗い流しましょう。
3.洗剤を洗い流した後は、乾いたウエスで残った汚れを拭き取りましょう。このとき、傷や腐食がないか点検を行いながらホイールを拭いていきます。
「軽度の腐食」があった場合の磨き方
ホイールに軽度の腐食が見られる場合、ポリッシュを使用した磨き作業で早めにケア
をすることが大切です。腐食があったときの手順は下記をご参照ください。
1. ホイール洗浄後、十分乾燥したら乾いたウエスに適量のアルコア専用ポリッシュを付け、くすみや光沢の失くなった部分を中心に磨きます。このとき、ポリッシュが乾燥してしまうと汚れが取れにくくなるのでご注意を。150mm程の小さな範囲ごとに移動しながら行いましょう。黒い磨きカスは汚れた酸化膜です。表面に光沢が戻るまで磨きます。
2. 光沢が出たら磨き作業は終了。磨きを行った部分が一部だけ輝いているようであればホイール全体をポリッシュで磨いて、仕上げます。最後に別のキレイなウエスで全体をまんべんなく拭き取りましょう。
融雪剤等による腐食がある場合の磨き方
融雪剤などで腐食してしまった場合は、ホイール全体をまんべんなくポリッシュで磨きましょう。手作業の場合は、150mm×150mmの範囲ごとで、ポリッシャー使用の場合は300mm×300mmの範囲ごとを目安に移動しながら磨きます。
頑固な汚れや光沢がなくなった場合の磨き方
市販の中性洗剤や推奨クリーナーでも落ちない頑固な汚れがこびり付いているか、全体的に光沢が失われている場合は、市販の耐水ペーパーか、シリコンカーバイド製の研磨スポンジ等で気になる部分を全体的に荒磨きします。あまり力を入れすぎると傷が残るので要注意。
その後、高圧洗浄機で洗い流し、乾いたウエスで残った汚れを落とすように拭き取りましょう。
乾燥したら、傷や腐食をチェックしながら、全体を適量のアルコア専用ポリッシュを使い、新しいウエスで磨きます。
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