軽油引取税の引き上げや、原油高による燃料費の高騰。
重量系トラックを運転するドライバーや運送業界にとっては頭が痛い問題です。
トラックドライバーが省燃費を意識したドライブテクを身につけるのは、もはや必須と言ってもいいかもしれません。
今回は、お財布と環境にやさしく、簡単に省燃費ができる運転テクニックをご紹介します。
「回転数」を意識したシフトアップで低燃費
低速ギアのまま速度を上げることは無駄な燃料消費に繋がりますし、消費分、給油時間も多く必要になってきます。
その時間を少しでもタバコ&コーヒータイムに割当てませんか?
ちょっとしたテクニックを用いるダケで、エンジンの回転数を無駄に上げるのをおさえる方法があります。
省燃費テク1
・発進するときはゆっくり。
・グリーンゾーン内でシフトアップ!
ギアはできるだけ『高め』を活用する!
荷重が重いトラックでは、つい低めのギアで走ってしまいますよね。
全日本トラック協会では「5速から4速、4速から3速というふうに、ギアを1段階落として走行した場合、燃費は20%~40%も悪くなる」と調査結果を発表しています。
走行速度が一定であれば、1段階高いギアに変更しただけでエンジンの回転数は下がり、燃料の節約になります。
省燃費テク2
平らな道や空いている道は高めのギア活用!
エンジンへ ❝ 燃料が供給されない ❞ 特性を利用して低燃費!
ディーゼルエンジンは走行中にアクセルペダルを離すことで、エンジンへ燃料が供給されない特性があります!
この特性をうまく利用する方法が『エンジンブレーキの活用』です。ちょっとしたことですが大幅な省燃費走行が可能です。
あくまで車間距離は長めにとるのが基本ですよ!
省燃費テク3
減速はエンジンブレーキを多用!
加速は『ゆっくり』・スピードは『控えめ』が基本!
到着時刻に間に合わせるために、速度を上げてしまいますよね。
全日本トラック協会の運転時の風の抵抗調査結果では、「車速を時速10kmで燃費が7~8%悪化する」と実証されています。
一般道で加速走行してしまうと信号や渋滞などで、「波状運転」(アクセルとブレーキを頻繁に踏み変える運転のこと)により燃料をたくさん使ってしまいます。
一定速度で走行できるように、先を良く見通して、車間距離も十分に取りましょう。
省燃費テク4
車間距離を広く取り、一定速度を心がけよう!
アイドリングは「控えめ」に!
時間に追われているトラックドライバーは、ついエンジンをかけっぱなしにするケースが多いと思います。不要なアイドリングは燃費の無駄使いです。
こまめなエンジンOFFを心がけましょう。
また、冬の暖機運転をする方は、走りながらエンジンを暖める『ウォームアップ走行』に切り替えるのがオススメです。
近年のトラックは高性能なので暖機運転をしなくても車内を温められるのです!
また、エアコンを使うときは内気循環にする、風量調節をAUTOにするなど、ちょっとしたことで燃費は節約できます。
省燃費テク5
車を離れるときはエンジンOFF!!
省燃費テク6
・冷房で冷えすぎた車内には『内気循環/AUTO活用』!
・冬は『ウォームアップ走行』!
タイヤの空気圧は「高め」に!
これまで、省燃費のためにできる運転テクニックをご紹介してきましたが、忘れてはならないのが「タイヤ」です。
「タイヤ」は省燃費のために、最初にチェックして欲しい部分です。
タイヤの空気圧が低くなると、走行時に「タイヤの転がり抵抗」が大きくなり、燃費も悪くなってしまいます。
逆に高めに設定するほど、抵抗は減ります。
もちろん、走行中の摩擦熱で内部が加熱されて、空気圧が少し上がることも計算に入れつつ、安全な範囲で、若干高めを維持するのが理想的でしょう。
最近は、低燃費タイヤも充実していますので、タイヤ選びも「省燃費テクニック」のひとつといえます。
省燃費テク7
タイヤの空気圧をこまめにチェック!
省燃費テク8
「低燃費タイヤ(エコタイヤ)」に履き替えよう!
自分の用途に合ったタイヤがどれなのか、分かりにくいものですよね。そんなときは、専門店に相談するのが一番です。
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