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[スタッドレス]トラックタイヤの種類とその特徴[メリット・デメリット]

2016年7月26日

スタッドレス

トラックやバス、ダンプなどに装着するスタッドレスタイヤにはどのようなメリット、デメリットがあるでしょうか。

今回はスタッドレスタイヤについて詳しく言及していきます。

スタッドレスタイヤは雪道や氷道でも走行ができるように作られているタイヤです。

以前は金属のピン(スタッド)をタイヤに埋め込んだスパイクタイヤが使われていましたが、環境問題のためスパイクタイヤは現在では禁止となっています。

その代替品として開発されたのがスタッド(スパイクが)レス(無い)タイヤです。

スタッドレスタイヤはゴムの質とトレッドパターン(接地面の形)がノーマルタイヤとは全く異なる作りになっています。

凍結してしまった路面でもしっかり食いつき走行できるようになっているのが特徴です。

スタッドタイヤの特徴(メリット・デメリット)

スタッドレスタイヤの特徴は下記のようなものがあげられます。

メリット

  • 凍結路でも走れる
  • 積雪路でも走れる
  • チェーン規制の高速道路なども走行可能

デメリット

  • 偏摩耗しやすい
  • 減りが早い
  • 燃費が悪い
  • 走行音が非常にうるさい
  • 乾燥路やウェット路の制動はタテ溝タイヤに劣る

適している利用用途

  • 雪国や気温が低くなる地域を走る車

おすすめ車種

  • 雪道や氷道を走るすべての車種
  • トラック
  • バス
  • ダンプ など

空荷ではトラクションが効きづらいことも

大型トラックでは荷を積んでいる状態と空荷では10トン近く重さが違います。

空荷の状態ではリアが軽いため、踏ん張りが効かず滑ることもあります。

そのような場合はチェーンを併用するとより安全に走行可能です。

スタッドレスタイヤを履いていてもチェーンを携行することをおすすめします。

ミックスタイヤとの使い分け

ブロック状の接地面になっているいわゆるミックスタイヤは、浅雪でも走行可能なタイヤです。

そのため「ちょっとした雪」程度であればミックスタイヤでも問題ありません。

しかし、ミックスタイヤは積雪路やアイスバーンのような凍結路は走行することが出来ません。

大きな事故にもなりかねないので無理な走行は控えるようにしましょう。

「ライフ重視」と「効き重視」

スタッドレスでもタイヤ各メーカーで「ライフ重視」と「効き重視」のものがあります。

前述のようにスタッドレスタイヤは偏摩耗しやすく減りも早いというデメリットがあります。

これは柔らかいゴム質にすることで雪や氷にタイヤが食い込むように作ってあるからです。

よく効くスタッドレスタイヤは減りが早くなってしまうのは仕方がないことなのです。

そこで各メーカーは「ライフ重視」と「効き重視」のスタッドレスタイヤをそれぞれ販売しています。

  • 効きが良いけど減りが早い
  • ライフが長いけど効きは若干劣る

いわば、「効き」をとるか「摩耗のしづらさ」を取るかという選択になります。

その他の特徴

スタッドレスタイヤはブロックが小さいため、偏摩耗しやすいタイヤです。

特にフロントタイヤはハンドルを切るため減りが激しくなります。

出来る限りローテーションをこまめにすることがタイヤの寿命を伸ばすことにつながります。

ブロックが小さいため走行音も大きくなります。

車内外共に音が大きくなりますので快適とはいいづらいかもしれません。

乾いた路面や雨で濡れた路面でのブレーキングは意外と苦手です。

制動距離はノーマルタイヤと比べると長くなりがちですので走行時には注意が必要です。

雪国や気温が低い土地を走る場合は必須のタイヤ

スタッドレスタイヤは今や積雪路を走るには必須のタイヤと言えます。

チェーンだけではなく、スタッドレスタイヤを装着して安全な走行を心がけましょう。

当店でも各メーカーのトラック用タイヤを販売しております。

下記のページから商品を検索できます。

トラック用スタッドレスタイヤ商品一覧

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