一見するとどれも同じように見えるタイヤ。
しかし、そこに刻まれた溝の形状は様々で、車の重量や用途によって正しく使い分けることが重要です。
より安全で快適な運行のために、パターン別にそれぞれの特性を再確認してみましょう。
今回は「タテ溝」をピックアップし、特有のメリット・デメリットを解説していきます。
タテ(リブ)溝

「タテ溝」とはその名の通り、進行方向に対して縦に溝が入っているものを指します。
「リブ(rib)」や「縦ヤマ」とも呼ばれ、主にトラックやバスに採用されています。
メリット
■優れた排水性
太い溝が路面の水を効率よく掻き出し、雨天時でも高いグリップ力を維持します。
スリップやハイドロプレーニング現象の発生リスク低減にも貢献してくれます。
■低燃費・低騒音
ミックス溝と比べて転がり抵抗が少ないため、他のパターンと比べて燃費性能に優れています。
風切り音が立ちにくい構造で、走行時のノイズが抑えられるのも魅力です。
■ロングライフ
縦方向の溝が横滑りを抑え、接地圧を均一に保つことで、偏摩耗が起こりにくい設計です。
タイヤの寿命が延びて交換サイクルが長くなるため、ランニングコストの削減が期待できます。
デメリット
■悪路に弱い
泥や砂利を掻き出す力が弱いため、ぬかるみや未舗装路ではタイヤが空転しやすくなります。
そのため、建設現場や泥道を頻繁に走行する場合は、縦横方向に溝が入ったミックス溝やリブラグ溝の装着をオススメします。
■雪道・凍結路面はNG
横溝やサイプ(細かい溝)が少ないため、雪道や凍結路面では十分なグリップ力を発揮できません。
スリップによる大事故に繋がる恐れがあるので、適切なタイミングでスタッドレスタイヤに履き替えましょう。
オススメの用途
・市街地や高速道路といった舗装路での走行
・中〜長距離の巡航
・高積載での運行
おすすめの車両
・トラック
・バス
・ダンプ
取付事例
総評
今回は、「タテ溝」について解説いたしました!
舗装路をメインに走る車両にとって、低燃費かつ長寿命のタテ溝は経費削減にも貢献してくれる頼もしい存在です✨
他のパターンについても今後発信いたしますので、タテ溝との違いを再確認してまいりましょう🚚
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