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スタッドレスタイヤの寿命と買い替え時

2020年2月19日

トラックタイヤ スタッドレス 安い 耐久性

冬場の運転に欠かせないスタッドレスタイヤ。安い買い物ではないので、できれば長く使いたい、と思っているドライバーさんも多いでしょう。しかし、古いスタッドレスタイヤでの走行は、思わぬ事故を引き起こすこともあります。

安全運転のためにも、買い替えの目安を知っておくことが大切です。今回はスタッドレスタイヤの寿命や買い替え時期について解説いたします。

スタッドレスタイヤの寿命の見分け方

虫眼鏡

ノーマルタイヤにくらべると、スタッドレスタイヤの寿命は短めです。購入してから年月が経っていなくてもいつの間にか劣化している場合も多いので、寿命のサインを見逃さないよう、しっかりチェックしましょう。

製造年数と走行距離がおおよその目安に

毎シーズン、スタッドレスタイヤに履き替えている場合、安全に走行できる期間はそのタイヤが製造されてから3~4年といわれています。

タイヤの製造年数はタイヤの側面に書かれたアルファベットの後に続く4桁の数字を見ればわかります。上二桁は製造週を、下二桁の数字が製造年を表しており、「3919」であれば、2019年の39週(10月頃)という意味です。

また走行距離によっても摩耗や劣化の進み具合は違ってきます。製造年数が浅くてもタイヤが寿命を迎えることはあるので、注意が必要です。
目安としては、スタッドレスタイヤを装着後、走行距離が10,000km~15,000kmとなったときが交換目安とされています。

スタッドレスタイヤの状態は、使用状況によっても変わりますので、おおよその目安としてチェックしておきましょう。

「プラットフォーム」が見えたら交換時期

スタッドレスタイヤの溝の深さは新品で10mmほど。これが半分以上摩耗したら寿命のサインですが、その目印になるのが、プラットフォームです。

スタッドレスタイヤのサイドウォールに刻印されている小さな矢印があります。その矢印マークをたどると、溝の中にある、盛り上がった部分のことをプラットフォームといいます。

新しいタイヤの溝に対して、半分の高さで作られているので、摩耗していくにしたがって、プラットフォームが見えるようになる仕組みです。

「スリップサイン」が見えたら交換時期

走行距離が増えるぶんだけタイヤはすり減っていきます。タイヤが走行可能な溝の深さは1.6mm以上と決まっていて、これを下回ると車検を通過できない上に、道路運送車両法違反(整備不良)で罰金・減点の対象になります。

そこで、交換の目安となるのがスリップサインです。これは、ノーマルタイヤ、スタッドレスタイヤを問わず付いている印で、タイヤの側面にある、小さな三角形のマークが目印。

「▲」のマークがある部分の、溝の奥にある突起がスリップサインです。スリップサインは、タイヤの溝の深さが1.6mm以下になると見えるようになっています。全部で6か所ありますが、そのどれかが1つでも出ていると整備不良です。

タイヤの硬さに注目!硬度計で計測してみよう

タイヤが硬くなっているかどうかは目で見たり触ったりして、判断できるものではありません。購入から3年くらいになったら、硬度計を使って硬度を確認するのがいいでしょう。

タイヤが硬くなると硬度計の数値が大きくなります。新品のスタッドレスタイヤはおよそ硬度40です。硬度が60を超えたらスタッドレスタイヤの性能は低下しているので、交換が必要になります。

ヒビ割れに注意しよう

タイヤの硬度と違って、目で見て判断できるのが「ヒビ割れ」です。タイヤのヒビ割れは、バーストの原因になるため、しっかりとチェックしておきましょう。また、保管していただけでも自然な劣化でヒビ割れが起こることもあります。スタッドレスタイヤに履き替えるときは、必ずヒビ割れがないか確認しましょう。

古いタイヤにはこんな危険があった!

雪道

スタッドレスタイヤは、積雪や凍結のある路面での安全な走行を目的として作られています。その性能を発揮するためにはタイヤと地面の接地面に対する「溝の深さ」が重要です。タイヤが古く、摩耗して溝が浅くなっていると、路面の水を吸い上げてグリップすることができなくなり、スリップの原因になります。

溝の深さと同様に重要なのが、路面に密着ししっかりとグリップする、タイヤの柔軟さです。ゴムの性質上、製造されてから年数が長くなるほどタイヤは硬くなります。まだタイヤの溝が十分に残っていても、ゴムが劣化して固くなり、本来の性能を発揮できなくなるケースもあります。タイヤの硬化やヒビ割れは、スリップやバーストの大きな原因になるので注意しましょう。

定期的なタイヤのチェックをするとともに、古いスタッドレスタイヤを持っている人は、使用前にタイヤ専門店で、硬度計を使った硬度測定をしてみましょう。

スタッドレスタイヤを長持ちさせる方法とは

冬季の安全運転のためには、タイヤの定期点検が欠かせません。劣化のサインに気がついたら早めの交換が必要ですが、少しでも長持ちさせたいですよね。

タイヤの主原料であるゴムの大敵は「水分・塩分・油分・紫外線・高温・オゾン」。これらに気をつけることが、スタッドレスタイヤを長持ちさせるポイントです。

ゴムは水分に弱いので、雨にあたる場所や湿度の高い場所では、劣化が早まってしまいます。タイヤの内部にはスチールコードという金属製の糸のようなものもあり、これも融雪剤の影響を受けやすく、水分や塩分で劣化します。また、ゴムは油分にも弱いので、油分が付着したままにならないよう気をつけましょう。

長持ちのためには、定期的な洗浄と、保管する際には、塩分や油分を落として、よく乾かすという点に注意してください。

さらに、紫外線や高温にさらされる環境では、タイヤのヒビ割れが起こりやすくなります。保管する際には、屋根のある通気性の良い場所がおすすめです。バッテリーやモーターを使用する機器など、オゾンが発生するものの近くに保管するのも、避けたほうが賢明です。長期間にわたりオゾンにさらされると腐食の原因になります。

安全のために今すぐタイヤのチェックを!!

チェックリスト

寿命を迎えたスタッドレスタイヤは、その性能を十分に発揮できず、思わぬ事故を引き起こす原因になります。

タイヤは、車に装着していない間も自然に劣化が進んでいくもの。それはスタッドレスタイヤにおいても同じです。正しい方法で保管すればゴムの変質は遅くなりますが、長期にわたって保管したタイヤは、気づかないうちに劣化している場合もあります。装着前後にしっかりとタイヤのチェックをして、適切な時期に買い替えることで、安全に使用しましょう。

スタッドレスタイヤは、新品を装着したときに100~200kmの慣らし走行をすることで、性能を発揮できるようになります。タイヤの劣化に気づいたら、早めの交換が安心ですね。

タイヤチェックに不安な点があれば、タイヤ専門店にご相談ください。

当店ではトラックやバス、ダンプ、トレーラー用のスタッドレスタイヤを幅広くお取り扱いしております。

価格等は下記のページをご覧ください!

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