当店相広タイヤで大型トレーラーのタイヤ点検・交換作業を行いました。
交換するタイヤはヨコハマタイヤから発売されているトラック・バス用のタイヤMY777。耐摩耗性やウェット性能に優れており、長期間安定した走行ができます。
中低速を重視されており、縦溝と横溝がしっかり刻まれているリブラグタイヤで、路面状態が悪いところでもしっかりグリップするよう設計されています。
今回作業を行ったトレーラーは超ロングサイズの大型タイプ。当店は交通量が多い国道16号線に隣接していますので、納車するにも一苦労です。
幸い通路の角には信号が設置されていますので、タイミングを見計って慎重に納車していきます。誘導役のスタッフと連携をはかり、無事納車完了。
当店の作業ピットは大型トラックの作業も想定して設計されていましたが、それでも天井ギリギリでピット内に収まりました。
いよいよタイヤの点検・交換作業を行います。
大型トレーラーのタイヤサイズは11R22.5と非常にビッグで貫禄があります。
このサイズのタイヤが12本も装着されていますので、タイヤチェックも大変!
とはいえ、当店のスタッフはトラックのタイヤ交換に関しても経験豊富!手際良く作業を行っていきます。
リアタイヤのトレッド部に大きなビスが刺さっているのを発見しました。
一見すると空気が抜けていませんでしたので、内部まで貫通していないようにも見えます。
お客様は修理をご希望でしたので、タイヤを取り外して修理できるか確認してみることにします。
奥まで貫通していないかと思いきや、しっかり内部まで刺さっていました。長さは手の指の第2関節くらいでしょうか。
決して小さくはありませんが、トレーラーのタイヤで踏み潰すとかなりの圧力がかかるので、簡単に刺さってしまうのですね。
ちなみに今回作業させていただいたトレーラーは鉄屑運搬用でもあり、いろいろなものが刺さってしまうのだとか…!
できれば修理をして欲しいとのご希望でしたので、刺さったビスを抜いて確認していきましょう。
大きな穴と食い込んだビス跡が残っています。
裏面にも穴が開いています。
補修剤が入りやすいように、一度ドリルで穴を開けていきます。
この状態で再度確認をしてみると、縦横に小さな亀裂が発生していることがわかりました。
このまま修理すれば穴自体を防ぐことはできますが、空気を入れた際に亀裂部分が裂けてバーストする危険があります。
ですので今回は修理ではなく、タイヤ自体を交換することにします。
交換にはもともと備え付けられているスペアタイヤを使用します。
スペアタイヤは車体の裏側に吊られているため、専用工具を使って下ろしていきます。
そのまま下ろすとタイヤを取り出すときに引きずってしまいますので、鉄パイプを潜り込ませてからタイヤを下ろしていきます。
鉄パイプの上であれば、タイヤを引き出す際にパイプ上を転がすだけで済むため、取り出しやすくなるのはもちろん、タイヤ自体を傷つける心配もありません。
ビスが刺さっていたリア部分にはスペアタイヤを取り付け、残りのタイヤは新品タイヤのMY777に交換していきます。
タイヤ自体が超大型で重量もありますので、交換にはコツが必要です。
当店ではトラックやバスなどのタイヤ交換も頻繁に行っていますので、しっかりとした大型設備が完備、熟練したスタッフもおりますので、スムーズに作業が進みます。
新品タイヤを組んだら、バースト対策としてセーフティーゲージに入れながら空気充填していきます。
すべてのタイヤが組み終われば、いよいよ車体に装着していきます。
最後にジャッキを下ろし、すべての作業が完了です。
これで安心して運転することができるようになりました。
当店をご利用いただきありがとうございました!またのご利用をお待ちしております。
余談ですが、今回作業させていただいたホイールは当店で取り扱っている大人気RTGの鉄チンホイールでした。
当店では、大型トラックのタイヤやホイールを多数取り揃えています。
大きさも用途も多様なトラックやトレーラーには、適切なタイヤ選びをしなければいけません。
創業時より大型トラックなどのタイヤ交換も行ってきましたので、タイヤに関して豊富な知識と経験を取り揃えております。
タイヤ交換作業に関しては、相広タイヤで行うことも可能です。
タイヤ選びだけでなくタイヤに関してお困りであれば、まずはお気軽にお問い合わせください!