コンクリートミキサー車のバーストしたタイヤを交換しました。
とある日に、当店相広タイヤ前の国道16号線を、バッタンバッタンと大きな音を立てて走行している常連の生コン車が通っていきました。
明らかにタイヤがバーストしている状態で、ちぎれたタイヤの破片がフェンダーや路面に叩きつけられてかなり大きな音を立てながらの走行。
安全なところで停車してくれるかどうか見守っていましたが、スピードも出ていましたので、そのまま通り過ぎてしまいました。
リアタイヤは片側2本であるため、1本がダメになっても走行自体はできるようですね。
しばらくするとその生コン車は当店に引き返し、交換作業をご依頼いただきました。大事に至る前に当店に来て頂き一安心。
それでは交換作業をしていきます。
あらためて確認してみると、バーストしてバラバラになったタイヤは見るも無残な形。トレッド部分はめくれあがり、フェンダーは巻き込まれて大きく変形していました。
タイヤを取り外して確認してみると、写真のような状態になっていました。
トレッド部分は見事にめくれあがり、ワイヤーが痛々しく引きちぎられています。
ちぎれたワイヤーは非常に鋭利で危険。ホイールから外すのも一苦労でした。
無事タイヤを交換して車体に取り付けようとすると、変形したフェンダーが引っ掛かり取り付け困難な状態でした。
泥よけのゴム部分は手の施しようがありませんでしたが、なんとかフェンダーの形だけでも修理することにします。
まずは木槌で叩いてみますが、思ったよりも硬く、ほとんど効果がありません。
そのため鉄パイプを使い、テコの原理で押し戻していきます。
さすがに当店では生コン車のフェンダーを板金することは滅多にありませんので、当店のベテランスタッフも四苦八苦…!
試行錯誤しながらタイヤが取り付けられるまで広げることに成功しました。
それでもタイヤにフェンダーが当たるため、装着後も再び鉄パイプでフェンダーを広げていきます。
なんとかいい感じに広げることができ、すべての作業が完了しました。
反対側のフェンダーと見比べてみると、非常に痛々しい光景なのがわかります。
修理側
反対側
運転手の方に話を伺ったところ、音が出て気付いた時には煙が出ていたようです。大事に至らなくて本当によかったです…!
このようなことにならないよう、日々のタイヤチェックは欠かすことができません。
当店相広タイヤでは、タイヤの点検作業も承っております。
また、生コン車やトラック、トレーラーなど重量車のタイヤも多数取り扱っておりますので、タイヤ交換に関してもお任せください!
もちろん特殊車両などのタイヤ交換にも対応可能ですので、まずはお気軽にご相談いただければと思います。