マツダ タイタンのダンプ仕様にヨコハマのTY287を装着しました!
サイズは7.50R16 14PR LT です。
最近あまり見ることのなくなってしまった、リング付きホイールへの装着です。
ヨコハマのTY287は優れた耐摩耗性とウェット性能を発揮します。
タイヤ自体の寿命が長く、ローテーションの頻度も抑えてくれるので、とても経済的なタイヤと言えるでしょう。
交換前のフロントのタイヤです。
溝も減ってきていて、これでは横溝タイプのタイヤの特徴である、悪路の走破性が大変低くなってしまいます。
交換前のリアタイヤもかなりすり減っています。
このままですと、雨の日など、かなり危険な状況です。
スペアタイヤもかなり危険な状態なので、スペアタイヤも交換します。
いざというときに使うスペアタイヤが使えなかったらもともこもありませんので、定期的なスペアタイヤの点検をおすすめします。
まず、タイヤのビード部をリムから落としていきます。
これは普通のホイールでも、リング付きホイールでも手順は同じです。
ビードを落としたら、次にバールを使ってホイールに付いているリングを外していきます。
この作業が普通のホイールとは違い、少し特殊な作業になります。
リングを外すとタイヤがそのまま外れる仕組みになっています。
中にチューブがありますので、出来ればチューブもタイヤ交換と同じタイミングで、交換しましょう。
新しいチューブを新品のタイヤに入れ込んでいきます。
この時、チューブを少し膨らませてから入れ込むのがコツです!
チューブを入れ込んだあとは、フラップと呼ばれるゴムの蓋をしていきます。
フラップとチューブがホイールに噛まないようにしっかり入れ込みましょう。
フラップや、チューブがうまく入っていないとチューブを痛め、最悪バーストしてしまいますので注意が必要です。
タイヤにチューブとフラップを入れ込み終わったら、ホイールにタイヤを付けていきます。
最初に外したリングを慎重に入れ込んでいきましょう。
バールでリングの片方を入れ込んだら足で固定をし、少しづつ入れていきます。
焦らず、じっくりと少しづつ入れ込んでいかなければ、うまく入っていきません。
リングを入れ込み終わったら空気を充填していきます。
この時、チューブやフラップ、リングが上手く入り込んでいなかったりすると、バーストを起こし、リングが顔に飛んできて死亡事故になったりすることがあります。
実際、リング付きホイールが主流だった頃は、このリングが飛んできて死亡事故になることがかなり多くありました。
リングも付け、空気も無事に充填し終わり、車体へと装着していきます。
TY287はミックスタイヤです。
ミックスタイヤとは、縦、横、斜めと主溝が混ざり合う様に配置されているタイヤの事を言います。
特徴としては、
・踏ん張りが効く。
・悪路での走破性が高い。
・浅雪ならそのまま走れる。
など、同じクルマで色々な路面を走る場合などに最適です。
デメリットは偏摩耗がしやすい(特にフロント)燃費の悪さ、走行音が大きいなどが挙げられます。
積載量が多く、踏ん張りが求められるダンプのタイヤに最適だと言えます。
装着前の全体画像です。
タイヤの側面がかなり汚れています。
泥道などを走るのでしょうか。
すべての作業が終わりました。
これで雨の日でも悪路でも安心して走行ができ、お仕事に集中出来るかと思います。
ご利用ありがとうございました。
またのご利用をお待ちしております。